運営者のエバです。
当ブログにご訪問いただき ありがとうございます♪
このページでは、予告なしに始まったエバ家プレ介護の事例と、
介護の起因となるスイッチおよび早期発見のポイントをお伝えします。
意識しておくだけで、深刻な介護状態を防げるかもしれません。
親の介護は、ある日突然訪れる
親の介護は、何気ない日常から突然始まってしまいます。
それは、事故や怪我だったり、重篤な病気による後遺症の場合もあります。
前日までは元気にボウリングをしていたのに、
予測不可能だった「しりもち」によって、母の生活は一変していきました。
でも、しりもちをついて骨折した当初は、
整形外科への通院送迎をするだけのプチ介護状態でした。
私が一緒に診察室に入ることもなく、
調剤薬局へも母が自分で行っていました。
それくらい母は自立できている状態だったのです。
骨折が治れば、
また大好きなボウリングも復活できると思っていました。
私には、介護という認識が全くありませんでしたが、
今思えばしりもちが母に対するプレ介護の始まりでした。
親の介護でプチ介護・プレ介護とは?
プチ介護とかプレ介護ってどんな介護?
それでは、当ブログで頻繁に出現するプチ介護とプレ介護について少し解説しますね。
どちらも聞いたことがあるような言葉だと思いますが、いわゆる若者言葉とか造語になります。
私は、介護の状態を示すときに、可愛らしくお伝えできる気がして好んで使っています。
プチ介護
プチ、プティ (petit) は、
フランス語で小さいという意味だそうです。
あなたにも馴染みがあると思いますが、ブルボンのプチシリーズは食べきりサイズのお菓子ですよね♪
手軽で美味しくて私は大好きです(笑)
だから、プチ介護は小さなサポート・些細な介護というイメージです。
歩くときに手を繋いだり、ペットボトルのキャップを開けてあげるとか(笑)
それを介護と言っちゃうの?というような親切レベルの事ですね。
プレ介護
プレ(pre)とは、
名詞の上に付いて、以前の、前の、の意を表します。
そうだとしたら、プレ介護というと「介護状態になる前」というイメージかな?
でも、介護には明確な基準がありません。
例えば病院への送迎は、一緒に暮らす家族ならば自然な行動ですが、介護サービスでも通院介助をお願いすることが可能です。(利用料金は複雑になっています)
そう考えると、超高齢社会では多くの人が無意識だけどプレ介護であると考えます。
一言で表現するならば、
プチ介護 は 小さなサポート(介護) で プレ介護 は 介護の一歩手前という感じですね♪
介護って聞くと、
真っ先に辛い・大変など過酷なイメージが先行するので、
ネガティブなイメージを払拭したいな~と思っています(^^)
私の母のプチ介護と言えば?
ほとんど自立できている日常生活の中で、足りない部分を少しだけ補う感じです(笑)
親の介護の起因となる主な5つのスイッチとは?
母のプレ介護のスイッチはしりもちだったけど、
他にはどんなのがあるのかなぁ~?
高齢者は、介護の起因となるスイッチをたくさん持っています。
その中から、介護が必要になる主な5つのスイッチをお伝えしていきます。
- 脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血など)
- 心臓病(虚血性心疾患・狭心症・心筋梗塞など)
- 糖尿病(糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障害など)
- ロコモ(変形性膝関節症・変形性腰椎症・骨粗しょう症など)
- 認知症(アルツハイマー型・脳血管性・レビー小体型・前頭側頭型など)
ココに来てくださったあなたにも、
プレ介護の親御さんがいらっしゃるのですよね?
5つに該当しないことでもスイッチになり得ることはあるので、
日々の暮らしに目を向けながら、
親のプレ介護スイッチを探してみてださいね(^^)
では、5つのスイッチを少し解説しながら、
日常生活の中で察知できる見極めポイント(前兆・前触れ)をお伝えします。
脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血など)
脳卒中は、動脈を流れる血液が何らかの理由で滞ったときに、
脳の神経細胞の一部が損傷して発症する病気です。
脳卒中の主な原因は動脈硬化で、高血圧症、高脂血症、糖尿病、喫煙などが深い影響を与えます。
私の叔父は、令和2年の初夏にクモ膜下出血を発症しました。
筆舌に尽くしがたい頭痛に襲われ、
自分で車を運転して病院へ行ったそうなのです。
そして、医師にメチャクチャ叱られたんだとか・・・(笑)
兆候があったら、必ず救急車やタクシーで病院へ向かいましょう♪
幸い、叔父の予後は後遺症も無く元気になりました。
心臓病(虚血性心疾患・狭心症・心筋梗塞など)
心臓病は、心臓そのものに異常が起きるタイプと、
心臓にうまく血液が流れなくなる虚血性のタイプがあります。
また、脈の打ち方が乱れる不整脈も高齢者には多くなっています。
エバの母は、令和3年の春先に不整脈を起こして緊急搬送され、
そのまま入院・手術をしました。
徐脈と急性心筋梗塞を同時に発症した状態でしたが、
幸運が重なって大事には至らずに済みました。
糖尿病(糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障害など)
糖尿病は、言わずと知れた生活習慣病の一種で、合併症が怖い病気です。
初期段階では無自覚・無症状の場合が多く、ジワジワと進行していく病気です。
特に高齢者の場合は、他の病気や合併症で血糖値の異常に気がつくことが多いようです。
高齢者は、上記のような見極めポイントを自覚していても、
年齢のせいだと思って糖尿病を疑うことはできないと思います。
注意深く見守って、気付いてあげてくださいね(^^)
ロコモ(変形性膝関節症・変形性腰椎症・骨粗しょう症など)
ロコモ (ロコモティブシンドローム)とは、
身体を動かす組織(骨・筋肉・関節・靭帯・腱・神経など)の障害や衰えにより、
移動機能が低下している状態のことを言います。
超高齢社会を迎えた日本では、
ロコモにより日常生活に支援や介護が必要となる高齢者が増加しています。
いててて・・・・・・・・。
私は、しりもちをついたら腰椎圧迫骨折しちゃってねぇ~。
痛みを庇って片側ばかりに負担を掛けていたみたいで、
足が痛くて歩けなくなって人工股関節置き換え手術をしたんだわ^^;
検査したら骨粗しょう症で骨がスカスカだから、
チョットしたことで骨折しやすいから治療してるのよぉ~。
認知症(アルツハイマー型・脳血管性・レビー小体型・前頭側頭型など)
認知症も、ある日突然というよりはジワジワと進行していく病気です。
きっと誰もが身近な人の中に一人や二人、
認知症の当事者や認知症の家族を介護されている人がいらっしゃると思います。
認知症の中でも、アルツハイマー型が全体の半数を占めています。
加齢による物忘れとの違いで有名なのは、
物忘れ:朝ご飯のメニューを忘れる
認知症:朝ご飯を食べたことを忘れる
この違いを知っていましたか?
親のプレ介護期に注意しておきたい5つのまとめ
親の介護は、ある日突然始まります。
一緒に暮らしていても、親のことを見ているようで見ていない人が多いと思います。
私自身のことを棚に上げるつもりはなくて、反省と自戒の念を込めながらお伝えしました。
プレ介護期に、介護が必要になる主な5つのスイッチを意識しながら過ごすことで、
親が自分自身で気がつかないような症状や、
あなたに訴えてこないような見極めポイントに早く気づくことが出来ます♪
今、高齢の親を抱えた私たちに出来ること。
それは・・・
親の健康寿命を守ることだと思うのです。
だけど、介護状態になってしまっても遅くありません。
身体を痛めた親が、これからの余生を少しでも楽しく快適に過ごせるように、
心を込めてサポートしてあげられたらいいのだと思います。
そのためには、日頃から心に余裕を持った状態で親と接し、
私たちが親の異変にいち早く気付いて対応することが一番だと思っています。
「こんな時はどうすれば良いの?」という疑問とか、
「ねぇねぇ、ちょっと聞いてよ~!」という愚痴など(笑)
いつでもメッセージお待ちしております♪
どんなことでもコメント大歓迎です^^*